ナノスペースカーボンの科学と工学、極限環境の電気化学

名古屋工業大学 川崎・石井研究室

研究室ガイド(2005年度版)

[バックナンバー]

はじめに

このページは来年度、当研究室への分属を考えている名工大生の参考のために書きました。

研究内容

当研究室ではフラーレンやカーボンナノチューブを物理・化学修飾し新しい物性を引き出すことを目的としています。

研究内容の詳細については、研究内容の紹介、発表論文リストを参照してください。

卒論テーマ

現在はカーボンナノチューブ中心で行っており、来年も主体は変わらない予定ですが、名工大へ移って3年目ですので、そろそろ新しいことを始めたいと考えています。手探りでやることになりますが、新しいことにチャレンジする意欲のある方を募集しています。

研究室の仲間

現在、M1 1名、B4 3名(女性2)、B5 1名です。来年修士はM2 1, M1 1になる予定です。

研究室での生活

川崎グループは大きくは實川研究室に属します。昨年は私のグループに分属された学生も實川研究室の学生居室に机が与えられておりましたが、今年度から、グループの学生だけで1部屋確保されました。ただ、居室は19号館2階で実験室が17号館4階のため、学生は実験室にいることが多いです。なんとか来年度は17号館に学生居室を、と願っております。コアタイムは設けておりません。自主性を重んじ、やるべきことを計画的に集中して行うことを奨励しています。

週に一度、實川研のセミナー(研究報告と論文紹介)があります。これとは別に、定期的にグループ内で研究状況について報告してもらいます(報告といっても、かしこまって何かやるというわけではなく、どんな風に研究を進めていったらよいかということについてグループのみんなの意見を出し合うことをやっています)。また、不定期に勉強会(炭素材料科学、X線回折、ラマン散乱)を開催します。これは週に1-2度くらいのペースで集中してやります。

卒論テーマ

上の研究内容と強く関係します。また、卒業研究は1年をかけて行われます。その間、実験結果について何度もグループ内で議論し方向性を皆さんとともに検討しますので、当初のテーマと大きく研究内容が変わってしまう場合もあります。

今のところ、下記のようなテーマを考えていますが、上述のように時々刻々研究対象の重要性は変化することをご理解ください。

なお、現在、当研究グループのメインの学会はフラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム(年2回、1月、7月開催)、炭素材料学会(秋開催)です。不定期に、日本MRS、セラミックス協会年会、化学会年会に参加します。今後は、電池関連の研究にも力をいれるため電気化学会関連学会にも積極的に参加する予定です。(今年は、炭素材料学会にグループ全員で参加しました。)

国際会議は、ISIC(2年に1度)、Carbon(毎年)、MRS(年2回)中心に参加していますが、最近はナノカーボン関係の国際会議が頻繁に開かれるので、そちらにも適当に参加しています。

約束ごと(本当はたった一つ「他人に迷惑をかけない」)

お願い

研究室は2004.4にスタートしたばかりで、設備や資料が十分ではありません。一緒に研究室を立ち上げていこうという意欲のある学生に期待しています。