ナノスペースカーボンの科学と工学、極限環境の電気化学

名古屋工業大学 川崎・石井研究室

「最近の研究から」Vol. 64

秋の学会は網野さんのポスター賞で有終の美

 今年の秋の学会は、ヨウ素学会、高圧討論会、中化連、炭素材料学会と続きました。M2を中心としてたくさんの学生に発表してもらいました。発表までは大変でしたが、本番は堂々たるものだったと思います。たくさんの人から面白いと言ってもらえたのは本当にうれしいことでした。仙台で開催された炭素材料学会ではM1の網野さんが見事にポスター賞を受賞しました。網野さんの研究は窒化炭素にさまざまな異種元素をドーピングし、光二酸化炭素還元性能を評価するというものです。まだ植物にくらべて還元性能は低いので、今後の改良を期待しています。


(真ん中が網野さん、右端は曽根田会長。)

 同じ炭素材料学会でM2の杉本君はレーザー蒸発法で合成した単層カーボンナノチューブの耐酸化性能を調べた結果を報告しました。学会でたくさんの指摘を受けたので、修論の仕上げまであとわずかですが追試を頑張ってほしいと思います。


 炭素材料学会の翌日は学科のソフトボール大会でした。結果は1回戦負けでしたが楽しく過ごせました。4年生女子の中村さんのファインプレーは見事でした。


(2023.Dec. S.K.)