研究室ガイド(2004年度版)
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■はじめに
このページは来年度、当研究室への分属を考えている名工大生の参考のために書きました。
■研究内容
当研究室ではフラーレンやカーボンナノチューブを物理・化学修飾し新しい物性を引き出すことを目的としています。
研究内容の詳細については、研究内容の紹介、発表論文リストを参照してください。
■現在の卒論テーマ
上の研究内容と強く関係します。また、卒業研究は1年をかけて行われます。その間、実験結果について何度もグループ内で議論し方向性を皆さんとともに検討しますので、当初のテーマと大きく研究内容が変わってしまう場合もあります。
- 単層カーボンナノチューブへの異元素導入による構造・物性変化についての研究
- 形態制御した単層カーボンナノチューブのリチウムイオン 2 次電池負極特性
- ナノ炭素材料の高圧下の構造、および高温高圧処理による物性変化
- 触媒 CVD 合成における単層カーボンナノチューブの生成メカニズム
- 単層カーボンナノチューブの超高圧水素化
■研究室での生活
川崎グループは大きくは實川研究室に属します。私のグループに分属された学生も實川研究室の学生居室に机が与えられます。コアタイムは設けておりません。自主性を重んじ、やるべきことを計画的に集中して行うことを奨励しています。
週に一度、實川研のセミナー(研究報告と論文紹介)があります。これとは別に、毎週一回全員、グループ内で研究状況について報告してもらいます(報告といっても、かしこまって何かやるというわけではなく、どんな風に研究を進めていったらよいかということについてグループのみんなの意見を出し合うことをやっています)。また、不定期に勉強会(炭素材料科学、X線回折、ラマン散乱)を開催します。これは週に1-2度くらいのペースで集中してやります。
■約束ごと(本当はたった一つ「他人に迷惑をかけない」)
- 研究を楽しめること。(これがもっとも大事)
- 研究室の雰囲気を悪くしないこと。
- 研究室をきれいにすること(整理整頓)。
- セミナーの時間を守ること。
■進路
2004年度グループには一部4年生2名、二部5年生1名が分属されました。うち一名が進学、二名は就職です。