ナノスペースカーボンの科学と工学、極限環境の電気化学

名古屋工業大学 川崎・石井研究室

「最近の研究から」Vol. 25

Carbon2010 (Clemson, USA)

炭素材料研究全般を扱うCarbon2010が7/11-16の間、アメリカ・サウスカロライナ州のClemsonという町で開催され、参加してきました。生涯初の Keynote Lecture でしたが何とか無事(?)切り抜けました。この国際会議は、アメリカ、アジア、欧州の3地区の炭素材料学会に相当するSocietyが順番に担当することになっています。昨年はフランス、今年がアメリカ、来年が上海といった順になっています。私はここのところずっと参加しているつもりだったのですが、前回のアメリカ開催のときは何らかの理由でパスしていたようです(これが、痛かった)。

今回開催されたClemsonという町、なんと最寄のグリーンビルという小さな空港まで45マイルもあるのに、空港からの公共交通機関がありません。133マイル離れたアトランタ空港からは1日1本だけとんでもない時間帯にアムトラックが走っていますが、しばしば遅延を起こすので利用しないように連絡がありました。毎年carbonには申し込んでいるので、今年は場所も確かめずに間際になって行き先を確認してやっとことの大変さに気がつきました。

あとで聞いたところによると、アメリカの学会幹事の先生方は大変まじめな方が多く、会議は片田舎でひざ詰めで朝から晩まで議論するのがお好みとのことです。去年はフランスのビアリッツというリゾート地でトップレス海岸よこのカジノの上でやったのに。。。。